「生きた」チョウチンアンコウが撮影される
チョウチンアンコウ。そのあんぐり開いた口と餌を誘うための「ちょうちん」は、深海において異彩を放っています。しかし科学者たちはこれまで、彼らの生きた姿を見たことはほとんどありません。しかし最近、深海探検家のJakobsen夫婦が、ポルトガルのアゾレス諸島でその姿を激撮。それは科学者らが「開いた口がふさがらない」ほど、珍しい動画でした。
ビデオの中で悠々と泳いでいるのはこぶし大のメスのチョウチンアンコウ。そしてよく見ると、とても小さなオスが下にくっついているのがわかります。まずオス4cm、メス40cm程度という、あまりのサイズの違いに驚きますが、彼らの驚くべき生態は、そこにとどまりません。