新しい発光植物は生涯にわたり外部要因なしで発光し続けることができる
新しい発光植物は生涯にわたり外部要因なしで発光し続けることができる / Credit:Nature Biotechnology
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外部要因なしで発光し続けるファンタジーな発光植物が開発される (2/2)

2020.04.28 Tuesday

前ページ光る植物の発光メカニズム

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「若い葉」と「花」が最もよく光る

発光は一定ではなく、つねにチラついている
発光は一定ではなく、つねにチラついている / Credit:Nature Biotechnology

キノコの遺伝子を組み込まれた発光植物は、なぜか星の光ようにチラつきます。

研究者は光のチラつきのパターンを調べることで、隠れた植物の内部活動を解き明かせると考えています。

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Credit:Nature Biotechnology

また同じく原因は不明ですが、「若い葉」と「花」が最もよく光るようです。

さらに、リンゴやバナナが発するエチレンガスを吹きかけると、発光量が劇的に増加することがわかりました。

近年の研究によって、植物は化学物質を使って周囲の個体とコミュニケーションをとっていることが判明しており、化学物質と発光パターンの変化を調べることで、植物の会話を探れると考えられます。

ファンタジー世界の再現と現実への侵食

今回の研究は複数の企業から資金援助を受けているため、今回の成功を受けて商品化が加速でしょう。

実験では主にタバコが使われていましたが、今後はバラやペチュニア、ツルギキョウなどにも遺伝子組み換えを行っていく予定です。

試みが成功すれば、様々な種類の樹木や草花に発光遺伝子を組み込み、ファンタジーや映画に養生するような幻想的な光る森を作り出すこともできるかもしれませんね。

ストレスを感じた植物は「超音波の悲鳴」をあげる

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