老化のプロセスも停止または逆転できる
毛の白髪化は老化の最も明白なマーカーであり、哺乳類で広くみられる現象です。
ですが今回の研究によって、人間の老化は全身が共通したタイムラインに乗った不可客的な現象ではなく、少なくとも部分的には停止させたり逆転させられることが示唆されました。
そのため白髪化と色素化のメカニズムが解明されれば、身体中の全ての毛に対するアンチ白髪薬が開発可能であるだけでなく、不老化薬にもなる可能性があります。
もしかしたらこの白髪の研究が、人間の老化現象を深く理解するきっかけになるかもしれませんね。
研究内容はアメリカ、コロンビア大学のアイレット・ローゼンバーグ氏らによってまとめられ、5月19日に論文のプレプリントを掲載する「bioRxiv」に投稿されました。
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2020.05.18.101964v1.full