ALMA望遠鏡で撮影されたベテルギウス。
ALMA望遠鏡で撮影されたベテルギウス。 / Credit:ALMA(ESO/NAOJ/NRAO)/E. O’Gorman/P. Kervella
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オリオン座ベテルギウスの”距離とサイズ”が間違っていた!? 星のサイズは実はまだ定まっていないものが多数、超新星爆発への影響はいかに? (2/3)

2020.10.20 Tuesday

前ページ不明瞭な星「ベテルギウス」

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最新のベテルギウスのサイズと地球までの距離

今回の研究はコロナ質量放出(太陽コロナ中のプラズマが大量に放出される現象)などの収集データから、星の活動モデルを開発し、それをもとに星の寿命を推定できるようにしました。

このモデルを元に、研究は赤色超巨星の半径を推定することが可能になり、ここからベテルギウスの新しいサイズ推定も行われたのです。

その結果ベテルギウスのサイズは、これまで考えられていた大きさの約3分の2しかない太陽のおよそ750倍の直径と示されたのです。

このサイズを元に地球からの距離を再計算すると、これまでより25%ほど近い530年という結果になりました

思っていたよりもベテルギウスは小さく、そして地球に近い星だったのです。

次ページ近くなったら超新星のときヤバいのでは?

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