最新のベテルギウスのサイズと地球までの距離
今回の研究はコロナ質量放出(太陽コロナ中のプラズマが大量に放出される現象)などの収集データから、星の活動モデルを開発し、それをもとに星の寿命を推定できるようにしました。
このモデルを元に、研究は赤色超巨星の半径を推定することが可能になり、ここからベテルギウスの新しいサイズ推定も行われたのです。
その結果ベテルギウスのサイズは、これまで考えられていた大きさの約3分の2しかない太陽のおよそ750倍の直径と示されたのです。
このサイズを元に地球からの距離を再計算すると、これまでより25%ほど近い530光年という結果になりました。
思っていたよりもベテルギウスは小さく、そして地球に近い星だったのです。