先月の「ベスト3」実際にどう見えた? レポート
春が近づくにつれて気温が上がってくると、空気中に水蒸気や花粉などの微粒子が増えてきます。そのため、2月は天気予報では晴れの日が多かったものの、雲やもやがかかっている日が多かったです。
それでは、「2月の星の見どころ」の結果をお伝えします。
まず、Best3にあげた「水星と土星と木星の3惑星の共演」は、高度が低くて観測場所を確保するのが難しかったのと、低空に雲が多かったため、見ることができませんでした。
次に、Best2の「月と火星の共演」は、空全体にうっすらもやがかかっていたものの、見ることができました。
こちらは、18日で月の右上に火星。
こちらは、翌日19日で月の右下に火星。
最後にBest1の「2月下旬〜火星とプレアデス星団の接近」ですが、上の写真でも月の右上にプレアデス星団が位置しているのを見ることができますね。
そこで、こちらの写真は23日に撮ったもの。雲が多いですが、左上にV字型のヒヤデス星団、右にプレアデス星団、その下方に火星が見えます。
そして、こちらは2月28日に撮ったもの。火星がよりプレアデス星団に接近し、ヒヤデス星団の方に向かって移動しているのがわかります。
探すときはこの写真を参考にして、どう火星が移動していくか、自分の目で確かめてみてくださいね。
春は霞がかっていて、天体観測に向いている季節とは言い難いです。月もぼんやりとした朧月の日が多いですね。
ただ、幻想的な雰囲気は今の季節ならではですし、季節ごとの違いを風流に楽しんではいかがでしょうか。