月21回の射精が前立腺がんの予防になる!?
アメリカがん協会の報告によると、男性の8人に1人が生涯中に1度は前立腺がんだと診断されます。
そして2021年には、24万8500人の男性が前立腺がんと診断され、そのうち3万4000人以上が死亡すると推定されています。
男性にとって前立腺がんの予防がいかに大切か分かる数字ですね。
2016年、ライダー氏ら研究チームは、「射精が前立腺がんを予防する」ことを示す論文を発表しました。
その研究では、1992年から2010年までの約3万2000人の男性を対象とした調査データが利用されました。
そして身体活動、食事やアルコール摂取、生活ストレスなどの外的要因を調整した後に、前立腺がんの発症と射精の頻度を比較。
その結果、月に21回以上射精する男性は、月に4~7回射精する男性に比べて、前立腺がんのリスクが20%減少しました。
そのためチームは、今回の結果を「頻繁な射精が前立腺がんに効果的であることを示す新たな証拠」としています。