【東大】犬の喜び顔は「オス8種・メス4種類」あることを発見
【東大】犬の喜び顔は「オス8種・メス4種類」あることを発見 / Credit:Canva
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【東大】犬の喜び顔は「オス8種・メス4種類」あることを発見

2026.01.26 18:30:09 Monday

犬と暮らしていると、「今この子すごくうれしそう」と顔を見ただけで分かることがあると思います。

日本の東京大学(UTokyo)で行われた研究によって、ペット犬30に対して大好きなものを見せたとき、オス・メス共通で「口がぽかん(口が開く)」「あごストン(あごが下がる)」「舌ペロ(舌を出す)」「耳キュッ(耳が内側に寄る)」という4つの表情筋の動きが有意に増えることが判明しました。

さらにオスでは「鼻シワ(鼻にシワを寄せる)」「下くちびるストン(下くちびるが下がる)」「ペロッと唇なめ(くちびるをなめる)」「ペロッと鼻先なめ(鼻先をなめる)」という4つの動きが追加で存在していることも分かりました。

こうした「4つ+4つ」の表情パターンは犬がどれくらい楽しめているかを見る手がかりになり、病気やストレスで元気がなくなったときの変化を早めに見つけるヒントにもなると考えられます。

研究内容の詳細は2026年1月7日に『Applied Animal Behaviour Science』にて発表されました。

Identification of facial expressions in response to rewarding stimuli in dogs https://doi.org/10.1016/j.applanim.2026.106921

犬の喜び顔を科学する

犬の喜び顔を科学する
犬の喜び顔を科学する / Credit:Canva

と暮らしていると、「この子は今うれしい」「ちょっと不機嫌」といった表情の変化に、つい点数をつけたくなります。

特に、おやつの袋をガサッと鳴らした瞬間に見せるキラキラ顔は、飼い主だけが知っている“必殺の1枚”かもしれません。

では、その「ごほうび顔」は、犬によってバラバラなのでしょうか。

それとも、実は多くの犬に共通する“型”があるのでしょうか。

そもそも動物たちは、進化の中で「顔の筋肉」をうまく使うことで、さまざまな気持ちや意図を伝えてきました。

顔の筋肉が骨から離れて皮膚にくっつくように変化したことで、細かい表情が作れるようになったと考えられています。

ウマやウシ、マウスなどでも、好物を見せると耳や口元の特定の動きが増える「ごほうび顔」が報告されており、「報酬刺激(報酬になる刺激)」への反応は、動物界の共通テーマになりつつあります。

犬の世界では、DogFACS(ドッグ・ファックス:犬の表情を細かい動きに分けて記録する方法)が開発され、「眉を上げる」「目を細める」などを番号付きで整理できるようになりました。

しかし、「好きなものを見たときの顔」について、DogFACSを使って系統的に調べた研究、しかもオスとメスの違いや時間変化まで追った研究は多くはありませんでした。

一方で、犬の感情を知ることは、犬の健康にも役立ちます。

人間と同じように、動物は長くストレスにさらされると、好きだったものに興味を示さなくなる「無快感症」を示すことが知られています。

病気や薬の副作用で生活の質(QOL)が落ちていないかを知るには、「ごはんやおやつをどれくらい楽しめているか」という指標が、本当はとても重要です。

そこで研究チームは、「犬が好きなものを見たときに出す表情パターンを、DogFACSを使って定量的に(数字できちんと)示し、自宅でもできる方法としてまとめよう」と考えました。

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