シロナガスクジラと奇跡の連続遭遇
今回の発見をしたのは、ニューイングランド水族館のアンダーソン・キャボット海洋生命センターの航空調査チームです。
最初の目撃は2026年2月27日のこと。
調査機が北東キャニオン・シーマウント海洋国定記念物の上空を飛行していた際、海面近くを漂う1頭のシロナガスクジラを確認しました。
しかし、驚きはこれで終わりませんでした。
翌2月28日、チームはニューイングランド南部の海域を別の航空調査で飛行していたところ、さらに2頭のシロナガスクジラを発見したのです。
つまり、わずか24時間のうちに、異なる2つの海域で合計3頭が確認されたことになります。

調査に参加したキャサリン・マッケナ氏は「シロナガスクジラをカナダの主要な採餌海域の外で見ること自体が、大西洋では珍しい」と説明しています。
そのうえ、24時間のうちに別々の海域で続けてシロナガスクジラが見つかったのは、チームにとって初めてのことでした。
しかも、ニューイングランド水族館がニューイングランド南部の調査海域でシロナガスクジラを記録したのは今回が初めてです。
これまで同水族館がニューイングランド海域でシロナガスクジラを確認したのは、2020年に海洋国定記念物内で1回、2023年秋にメイン州沖で1回の、わずか2回しかありませんでした。
今回の連続目撃がいかに異例かが分かります。
シロナガスクジラは北極海を除く主要な海に分布するとされますが、広大な外洋を移動し続けるため、その姿はしばしば“海の中の幻”のようです。
巨大だから見つけやすいだろうと思いがちですが、実際にはその逆で、海が広すぎるために遭遇は非常に難しいのです。



























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