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※ 画像はイメージです/ Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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太平洋の深海で「新種の甲殻類」を24種発見

2026.04.02 12:00:41 Thursday

地球の海はあまりに広大であり、その内部は驚くほど知られていません。

現在までに人類が直接調査できた海域は全体の80〜90%にとどまり、残る深海には未知の生物が無数に存在していると考えられています。

そんな“最後のフロンティア”の一つ、太平洋の深海から今回、新たに24種の甲殻類が発見されました。

この発見は、未知の深海生物に名前を与える国際プロジェクトの一環として行われています。

研究の詳細は2026年の学術誌『Zookeys』に掲載されました。

Dozens of deep-sea species discovered as new crustaceans named https://www.nhm.ac.uk/discover/news/2026/march/dozens-deep-sea-species-discovered-new-crustaceans-named.html New crustacean named after its unique butt https://www.popsci.com/environment/new-deep-sea-crustaceans/
New deep-sea Amphipoda from Clarion-Clipperton Zone https://zookeys.pensoft.net/issue/4856/

深海に広がる「知られざる生態系」と端脚類の役割

今回、新種が見つかったのは「クラリオン・クリッパートン海域(CCZ)」と呼ばれる場所です。

ハワイとメキシコの間に広がる広大な深海平原で、地球上でも特に調査が進んでいない領域の一つです。

ここで発見されたのは、「端脚(たんきゃく)類」と呼ばれる甲殻類の仲間でした。

端脚類はすでに1万種以上が知られるグループですが、その多様性はまだ十分に解明されていません。

体の大きさも数ミリメートルから、パン1斤ほどに達するものまで幅広く、生態も非常に多様です。

例えば、泥を食べて栄養を得る種もいれば、小さな無脊椎動物を捕食する種、さらには死骸を分解して海の栄養循環を支える種もいます。

つまり端脚類は、目立たない存在でありながら、海の生態系を下支えする重要な役割を担っているのです。

【実際に見つかった新種の甲殻類たちの画像がこちら

研究チームは「ボックスコア」と呼ばれる手法で海底の泥を採取し、その中からこれらの生物を見つけました。

これは海底の堆積物を立方体状に切り出し、そのまま船上に持ち帰って分析する方法です。

採取した泥を洗浄・選別した結果、淡い色をしたさまざまな形の端脚類が確認されました。

細長い脚を持つものや、がっしりした体を持つものなど、その姿は実に多様だったといいます。

研究に関わったエヴァ・スチュワート氏は「泥を食べるものもいれば、大きなハサミを使って他の生物を捕食するものもいた」と述べており、同じグループでも生活様式が大きく異なることが明らかになっています。

次ページ新種発見の裏にある「資源」と「リスク」

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