小型から進化したはずが…実は最初から“強かった”?
ゴルゴノプス類は、哺乳類の祖先に近い単弓類に属する肉食動物で、鋭い歯と強力な顎を武器に、古代の陸上生態系で重要な役割を果たしていました。
これまでの研究では、ゴルゴノプス類は初期には小型から中型であり、その後の進化の過程で徐々に大型化し、後期ペルム紀になって初めて本格的な頂点捕食者へと進化したと考えられてきました。

しかし今回、南アフリカのカルー盆地で発見された新種「ジラゴルゴン・セト(Jirahgorgon ceto)」は、このシナリオに疑問を投げかけます。
この化石は、ワーディアン期と呼ばれる中期ペルム紀の地層から発見されました。
つまり、従来ならまだ“小型が主流”とされていた時代です。
ところがジラゴルゴンは、頭骨の形態において、後の時代に現れる大型捕食者グループ「ルビジエイン類」によく似た特徴を持っていました。
特に、後頭部が垂直に立ち上がる構造や、全体の頭骨比率は、大型捕食者に特有のものです。
【発見された新種の頭蓋骨化石の画像がこちら】
さらに、翼状骨の配置などから、より強力に獲物を締めつける咬合(こうごう)様式を備えていた可能性も示されています。
これらの特徴は、この動物が単なる中型捕食者ではなく、すでに大型獲物を狙うような高い捕食能力を持っていたことを示唆しています。
つまり、ゴルゴノプス類は「小型から徐々に大型へ」という単純な進化をたどったのではなく、初期の段階からすでに多様で高度な捕食者が存在していた可能性が浮かび上がってきたのです。

























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