川を18〜19時間せき止めた「天然のダム」が決壊した

米国の衛星企業プラネット・ラボの衛星画像の分析では、ネパールと中国の国境近くの高地で氷河の大きな一部と周りの岩が崩れ、大量の氷と雪と土砂が谷へ向かったとみられます。
崩落の影響を受けたのは、ボテコシ川の水系に合流する支流レンデ・コーラのようです。
災害リスク統合研究(IRDR)が8月28日に出した速報の分析は、この出来事の原因は強い降雨ではなく「氷と岩と土の塊の崩壊」である可能性が高いとしています。
崩れた物質はおそらく18〜19時間ほど川をせき止め、天然のダムを作りました。
そのダムが8月26日の朝に決壊し、大量の水と氷、岩、土砂を一気に放った、と報告書は記しています。
急なヒマラヤの地形に導かれた濁流は、巨大な岩を運び、橋を壊し、川岸を削り取る、速い水と土砂の混合物になりました。
急な勾配と狭い谷が流れを加速して集め、重い土砂が破壊力を増した、と速報の分析は述べています。
中国の国営放送は、この洪水を「長期の地球温暖化の影響による氷河の不安定化」が原因とし、チベット高原の雪氷圏の災害の「新しく目立つ特徴」だと伝えました。
では、こうした連鎖に、どう備えればよいのでしょうか。























