恋人と「同じように感じている」と思える日は、関係の満足度も高かった

恋人と一緒にいて、「あ、今この人も同じことを感じている」と思える瞬間があります。
研究の世界では、この感覚を「Iシェアリング」と呼びます。
自分の心の中の体験(主観的な体験)を、相手と同じように味わっていると感じること、という意味です。
たとえるなら、同じ曲を聞いて同じところで胸が高鳴ったと感じる、そんなイメージです。
これまでの研究では、恋人とのIシェアリングを感じる人ほど、関係に満足しやすく、「恋人は本当の自分を知っている」と感じやすい傾向が示されていました。
今回の研究は、それを「1日ごと」に細かく見ようとしたものです。
最初に204人がアンケートに答え、続く日記の調査には162人が参加しました。
その結果、恋人と感じ方を共有していると思える回数が多いほど、調べたすべての項目が高いという関係が見つかりました。
項目は、関係への満足、関係の充実感(ふたりの関係がいきいきと育っている感じ)、「恋人は本当の自分を分かっている」という感覚、恋人に思いやりのある行いをしていると本人が感じているかの4つです。
そしてこのつながりは、「性格が似ている」と感じることとは別に残っていました。
「性格が似ている」と感じることとは別に、同じように感じる瞬間がふたりの関係と結びついている可能性があるわけです。
ただし、これは関係値が「一緒に動く」という関係を見つけたもので、共有の感覚が満足を生み出すと確かめたものではありません。
参加者の年齢や国といった詳しい条件も、論文の要旨には書かれていません。
では、「性格が似ている」と「同じように感じる」を、研究ではどうやって分けて調べたのでしょうか?




























