自分を抱きしめるとストレスレベルが下がると判明
自分を抱きしめるとストレスレベルが下がると判明 / Credit:Depositphotos
psychology

「愛のない抱擁」より「セルフタッチ」の方がストレスを低下させると判明 (2/3)

2021.12.05 Sunday

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「セルフタッチ」と「見知らぬ人との抱擁」がストレスを低下させてくれる

セルフタッチがコルチゾールレベルを下げる
セルフタッチがコルチゾールレベルを下げる / Credit:Depositphotos

実験には平均年齢21歳の成人159人が参加しました。

参加者には、それぞれスピーチと数学の課題を行ってもらい、準備の時間を含めてストレスを感じるよう誘導しています。

そしてスピーチを行う前に、次の3つのグループに分けられました。

  1. 学生アシスタント(見知らぬ人)と20秒間抱擁する
  2. 20秒間セルフタッチする
  3. 紙飛行機を作る(接触を伴わない無関係な作業)

②の「セルフタッチ」グループは、タッチの方法も指定されました。

片手を心臓の上に置き、もう片方の手を腹部に置くようにしたのです。

ちなみに③のグループは、①②と比較するために、ボディタッチを行わない20秒ほどの作業(紙飛行機の作成)を行いました。

実験中、すべての参加者はストレスの誘発に応じて、コルチゾールレベルを上昇させていきました。

ところが、①見知らぬ人との抱擁や②セルフタッチを行ったグループは、コルチゾールレベルが低下

しかも一番効果が高かったのは、②のセルフタッチを行ったグループだったのです。

つまり、セルフタッチは確かにストレスを低下させてくれる「意味のある行為」だったのです。

次ページストレスを感じたときは両手で自分を抱きしめるべき

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