「認知シャッフル」のやり方
「認知シャッフル」は元々、カナダ・サイモンフレーザー大学の認知科学者リュック・P・ボードワン氏が考案したもの。
特別な道具は必要なく、布団に横になったまま、頭の中で簡単な言葉遊びをするだけです。
では、具体的に何を考えればよいのでしょうか。
まず、感情を強く刺激しない、簡単な単語を1つ選びます。
たとえば「ふくろう」という単語を選んだとします。
単語を思いついたら、頭のなかで言葉だけを唱えるのではなく、その姿を映像化します。
そうしたら次に、最初の文字である「ふ」から始まる別の物を思い浮かべていきます。
「ふね」
「ふろ」
「ふうせん」
「ふじさん」
というように。
ここで注意すべきは、それぞれの単語のイメージをつないで、物語を作らないことです。
たとえば、フクロウが船に乗って、風呂に入り、風船につかまって、富士山の頂上まで飛んでいく、というような物語にしてはいけません。
認知シャッフルで重要なのは、前後につながりのない映像を短い間隔で次々と切り替えることです。
「ふ」から始まる物が思いつかなくなったら、また別の文字で同じことを繰り返します。

眠気が強くなれば、途中で何を考えていたのか分からなくなっても構いません。
むしろ、単語を考える作業が途切れ始めること自体が、眠りへ近づいているサインになります。
認知シャッフルは、正解数を競うゲームではないです。
思いつかない文字があれば、無理に答えを探さず、すぐに飛ばして構いません。
また「ん」や「を」のように単語を作りにくい文字で考える必要はありません。
難しい言葉を探そうとすると、それ自体が頭を働かせる課題になり、眠りから遠ざかってしまいます。
また、仕事、政治、試験、失敗、病気など、不安や強い感情を呼び起こす言葉は避けたほうがよいでしょう。
途中で嫌な言葉が浮かんでも、「考えてはいけない」と抑え込む必要はなく、別の映像へ静かに移ります。
「どうして浮かんだのだろう」と分析し始めないことも大切です。
認知シャッフルには、最初に基準となる一文字を決めず、「アリ」「時計」「ペンギン」「自転車」のように、無関係な物を自由に思い浮かべる方法もあります。
アルファベットや五十音の順番に沿って物を考える方法もあります。
どの方法でも共通するのは、感情的に中立な物を選び、それぞれを映像化し、互いにつなげないことです。





























