ヤギ型ロボット「RHP Bex」の本体は下半身!?
川崎重工は、「2022国際ロボット展」で新しい四足歩行ロボットを発表しました。
従来の四足歩行ロボットには「イヌ型」が多いですが、今回公開された「RHP Bex」はなんとヤギ型。
まるでヤギのような顔と角が特徴的です。
RHP Bexはロボット犬よりも大きな体をもっており、その高さは人間の身長よりもやや高いくらい。
建設現場の資材や畑の農作物などを運搬するために開発されており、最大積載量は100kgとなっています。
またRHP Bexは、「四足歩行モード」と「車輪モード」の使い分けが可能。
車輪モードでは足を折り曲げた状態で、膝や腹部に装備された車輪で移動できるようになっています。
足場に合わせてモードを変更できるため、効率的な移動が可能でしょう。
さらに会場のデモンストレーションでは、人を乗せて歩く様子も公開されました。
その姿から、もののけ姫の「ヤックル」が思い浮かんだ人も少なくないはず。
しかし川崎重工によると、RHP Bexの本体は「下半身」とのこと。
ヤギもしくはヤックルのような上半身は固定ではありません。
ロボットに対して足なんて飾りです、という人もいますが、このロボットの場合は足が本体で頭が飾りです。
そのためパートナシップを結んだ企業にRHP Bexの上半身を「お任せ」し、用途に応じて変更してもらう予定。
もしかしたら今後、ヤギ型だけでなく、いろんなタイプの四足歩行ロボットが登場するのかもしれません。