サーバルの特徴は大きな耳と長い手足
サーバルはアフリカのサハラ砂漠以南に生息するネコ科の中型動物です。
個体差もありますが体長は1m弱、体重は10kg前後が多く、首や手足がすらりと長い細身の体格をしています。
ネコ科の動物では一般的なことですが、オスとメスで体格差があり、メスの方が少し小さめであることが多いようです。
神戸どうぶつ王国の個体は、メスが7.3kg、オスは9.7㎏とのことでした。
大きな耳は、獲物である鳥類や小動物の立てる小さな音にも反応し、長い手足を活かしたスピード感のある狩りで獲物をとらえます。
大ジャンプで鳥を狙う!サーバルの狩り
サーバルの狩りの強みは何と言っても驚異的なジャンプ力です。
野生下では飛んでいる鳥をとらえるほどのジャンプは、飛距離が3mにも及ぶと言います。
実際私が取材中に見ていたサーバルも2m以上ある渡り木まで一気に跳んでいて、上下も含めて縦横無尽に動き回るスピード感には目を見張りました。
サーバルちゃんみたいに好奇心旺盛?本当の性格は?
見た目は手足が長いネコといった感じでとっても可愛いサーバル。
その性格はどのようなものなのでしょうか?
けものフレンズのキャラクターであるサーバルちゃんのように好奇心旺盛で、フレンドリーな性格をイメージしていたのですが、実際のサーバルは少し違うようです。
飼育担当者の曽我さんは言います。
「あまり好奇心旺盛な様子は見たことがありません。少なくとも神戸どうぶつ王国の個体に関してはどちらかというと神経質な方だと思います。獣舎のレイアウトが少し変わっただけでも入るのを警戒している感じです。また、獣舎で顔を合わせると威嚇されることもあります」
どんなに可愛く見えても、サーバルは野生動物。
愛玩動物とは異なり、飼育には危険が伴います。
ではそんなサーバルの飼育を、動物園の飼育員さんたちは具体的にどのように行っているのでしょうか?