咥えるだけで歯磨きできるスポンジ歯ブラシ
開発されたスポンジ歯ブラシ「ブリズブラシ5.0」は、その名前から分かる通り、進化を続けてきた最新版の製品です。
一見、キッチンにある食器用スポンジのようですが、シリコンで作られたスポンジが歯を覆って磨く、新しいタイプの歯ブラシです。
2012年以来、マウスピース型の歯ブラシの開発を続けてきたチームが、「全ての歯に最適化させるためにたどり着いた形」なのだとか。
歯の並びにそったスポンジの溝には青色のブラシが付いており、スポンジとブラシの力でくまなく掃除するのです。
使い方は非常に簡単です。
まず、専用の歯磨き洗剤を口に入れ、唾液と混ぜ合わせながら舌を使って歯全体に馴染ませます。
次に口にたまった歯磨き洗剤を吐き出してから、ブリズブラシを口の中に押し込みます。
その後はスポンジを何度が噛んだり、噛んだまま顎を前後左右にスライドさせたりするだけです。
チームによると、「歯磨き」の最中に、スポンジを前方から指で押したり、頬を抑えたりして圧力を高めるなら、より高い洗浄力が得られるようです。
最後に、使い終わったスポンジを水で洗って終了になります。
次回、放置していたスポンジを再び口の中に入れるのは、いくらか抵抗を感じそうなものですが、チームによると、「ブリズブラシは通気性のよい格子構造なので、汚れや細菌を弾き、簡単に洗えて速乾性がある。抗菌性があるため、衛生面でも申し分ない」とのこと。
この主張がどこまで信頼できるのかはわかりませんが、ブリズブラシ1つの使用期限が3カ月なので、この期間内であれば一定の安全基準を満たせるということなのでしょう。
またチームによると、このブリズブラシはその構造により、口内をくまなく洗浄できるようです。
スポンジが歯の並びに沿って変形するため、歯科医が推奨するブラッシング(歯に対して45度の角度でブラシを当て隙間にも届かせる方法)が歯全体に対して再現されます。
これにより、ブリズブラシを口に咥えてからわずか10秒で、歯、歯肉、舌を同時に洗浄してくれるのだとか。
上記の画像でも、ブリズブラシを使用することで、歯全体の染色液がきれいに落ちているのがわかりますね。
現在、クラウドファンディングサービスKickstarterでは、79ユーロ(約1万1000円)の支援で「ブリズブラシ5.0」5個を入手可能とのこと。
通常の歯ブラシと比べるとかなり高価ですが、ブリズブラシの実力を試してみた人はチェックしてみると良いでしょう。