アルコールをかけると簡単に溶ける!ただし注意点も
まず最も安全で確実な方法は、車のエンジンを始動させて暖房で車内を温めながら「デフロスター」をかけることです。
デフロスターとはダッシュボードの吹き出し口から温風を出してくれる機能で、どの車にも付いています。
これでおおよそ10〜15分ほどで凍結はなくなります。
しかし「会社に遅れるので15分も待てない」という場合もありますよね。
そんな際に手軽にできるのが「ぬるま湯をかける」ことです。
だいたい15〜30℃のぬるま湯であれば、熱湯のような膨張を起こすことがないので、安全に凍結を溶かすことができます。
ただし気温があまりに低いときは、ぬるま湯がかけた瞬間に凍ってしまい状況を悪くするだけになってしまいます。
加えて、15〜30℃という微妙な温度調節も面倒でしょう。
そこでオススメされるのが「アルコールと水を混ぜたスプレー」です。
これはアルコールの特性を活かした方法であり、アルコールは水よりも氷点温度が低く、0℃では凍らないので、ガラスの凍結を効果的に溶かしてくれます。
This trick will defrost your windshield in SECONDS! RT to save a life #frozen #cold #frost #defrost #defrosttrick pic.twitter.com/yDc458QCJ0
— Simon Williams (@SimonWPDE) December 8, 2017
具体的な方法としては、一般的な消毒用アルコール(濃度70%)と水を2:1の割合でスプレー用ボトルに入れて、窓ガラスに拭きかけます。
今のご時世であれば、家庭に消毒用アルコールを常備している方も多いでしょうから、時間をかけずに手早く準備できます。
雪国でもないのに突然の積雪と低温で、朝フロントガラスが凍っていたと慌ててしまった場合は、有効な手段かもしれません。
同じ原理を利用して商品化したのが「解氷スプレー」なので、大雪が降りそうな時期のために1本常備しておくのもいいかもしれません。
アルコールスプレーを使う際の注意点!
一方で、アルコールスプレーの使用にも一定のリスクがあります。
特にアルコールにはゴムを傷めたり、車の部品を劣化させる作用が少なからずあるため、注意が必要です。
そこでアルコールスプレーを吹きかける際は、ワイパーを立てた状態にするか、タオルで覆うなどしてアルコールが付着しないようにしましょう。
また解凍し終わった段階で、ガラスに残った液体を拭き取っておくと完璧です。
それから窓ガラスの際に残った霜などは、クレジットカードをうまく使うとこそげ取れるようなので、少し集めの不要なカード類が家にある場合は、ライフハックとして活用してみるといいかもしれません。