デジタルマスクで顔文字を使った新たなコミュニケーションが可能に
奇妙なデジタルマスクが登場したのは、今回が最初ではありません。
2021年に登場した「Qudi Mask」は、スキー用のゴーグルと顔の下半分を覆う巨大マスクが合体したようなアイテムでした。
デジタルマスク上には、文字や記号を組み合わせて表情を作る「顔文字」のようなアニメーションが表示され、装着者の気持ちを表現してくれます。
こんなマスクの人が歩いているとかなり怖いようにも思えますが、この初代Qudi Maskは、これまでに何千枚も販売されてきたようです。
そして最近、2代目である「Qudi Mask 2」が発表されました。
1代目のマスクよりも、かなりコミカルなデザインになっています。
ゴーグル部分が大きくなり一体感が増したQudi Mask 2では、大きな目と眉、その下の口によって多彩な表情を作ることができます。
そしてマスク上に表示される各パーツは、装着者の頭や顔の動きに対応しています。
例えば、装着者が頭を縦に振ってうなずくと「はい」、横に振ると「いいえ」、頭を傾けると、「困惑」「不安」の表情になります。
また装着者が話すと、デジタルの口が大きく開きます。
加えてQudi Mask 2には、3つのモデル「Kawaii」「Robot」「XX‘s」が用意されており、自分好みのモデルを選択することができます。
シンプルな「Robot」モデル、表情豊かな「XX‘s」モデルだけでなく、おそらく日本のアニメやマンガ文化などの影響を受けた「Kawaii」モデルから選べるのです。
「Kawaii」モデルでは、日本の「顔文字」や「アスキーアート」に沿った表現が可能で、よく見かける「 (*´ω`*) 」などの表情を作ることができます。
一部の人々には「刺さる」かもしれませんね。
さらにカスタマイズ性も高く、アプリを使用して、何百もの種類の目・眉・口・色を使って調整できます。
嬉しそうな顔から悲しそうな顔、そして相手を煽るようなコミカルな顔まで、様々なバリエーションを楽しめるでしょう。
ちなみにカスタマイズスキンも用意されており、猫耳が付いたネコ型マスクにすることも可能なようです。
現在は、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」にて支援募集中であり、129ドル(約2万円)で1つ入手できます。
では、このQudi Mask 2は、どんな場面で役立つのでしょうか。
「顔を見せるのが恥ずかしいけど、コミュニケーションは取りたい」なんて場合には、もしかしたら役立つかもしれません。
また「とにかく目立ちたい」というパフォーマーにもピッタリでしょう。
もちろん、時と場所、そして相手を選ばなければ、不審者だと見なされる可能性もあるため注意が必要でしょう。
強盗犯のマスクなどに利用されなければよいのですが……