スマホはトイレ便座よりも細菌が多い
スマホは現代人にとってなくてはならない存在です。
職場、通勤中、ソファー、食卓、ベッド、ありとあらゆる場所でスマホを使用します。
トイレにスマホを持っていく人もいることでしょう。
もしスマホにトイレ便座よりも多くの雑菌が存在しているのであれば、私たちはその雑菌たちと生活を共にしていることになります。
では、スマホはトイレ便座よりも本当に細菌が多いのでしょうか。
悲しいことですが、専門家たちによると、その答えは「はい」です。
どうしてそう言えるのか、考えてみましょう。
そもそも、細胞にはそれぞれ細菌が存在しており、人体全体には10~100兆もの細菌がいます。
私たちにこれだけ多くの細菌が存在していることを考えると、スマホの画面にも大量の細菌がいたとしても何ら不思議ではありません。
実際、エストニアのラルトゥ大学(University of Tartu)による2017年の研究では、中学生のスマホ27台が分析され、1台あたり1万7000個もの細菌(正確には細菌の遺伝子コピー数)が存在すると報告されました。
(※細菌そのものをすべて数えることは難しいため、遺伝子のコピー数を調べることで細菌の存在量を推定します)
これはトイレ便座の約10倍にあたります。
確かに、スマホにはトイレ便座よりも細菌が多く存在しているのです。
では、この事実からすると、スマホがトイレ便座よりも汚いと言えるのでしょうか。