カップルの性器微生物を解析!セックス前後で移動すると判明
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研究チームは、12組の一夫一婦制の異性愛カップルを対象に実験を行いました。
カップルは 少なくとも2日間(最長2週間)セックスを控え、その後、性行為を行いました。
そして研究チームは、 性行為の前後に性器からサンプルを採取 し、RNA遺伝子解析を用いて微生物の変化を分析しました。
ちなみに、 カップルのうち3組がコンドームを使用したと報告しています。
さらに、 陰毛の有無 も考慮し、陰毛のある場合とない場合で微生物の保持率に差があるかも調べました。
その結果、性行為後には パートナーの微生物が性器内に検出される ことが確認されました。
特に女性から男性への微生物の移行が顕著でした。
加えて、コンドームを使用してもこれら微生物の移動は、完全には防げないことが判明しました。
そして陰毛の有無は、微生物の移動に影響を及ぼさないとも分かりました。
これは DNAが残らない状況でも、微生物を手がかりに性行為の有無を証明できる可能性を示しています。