画像
新種のカボチャヒキガエル/ Credit: Luiz Fernando Ribeiro/CC-BY 4.0
animals plants

ブラジルの森で「新種のカボチャヒキガエル」を発見 (2/2)

2025.12.11 21:00:38 Thursday

前ページ超小型カエルの新種

<

1

2

>

名前と保全に込められた熱いメッセージ

この小さな新種は、ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領に敬意を表して、「ブラキケファルス・ルライ(Brachycephalus lulai)」と名付けられました。

チームは、この献名について、単なる敬意だけでなく、「大西洋岸森林全体、そして特にブラジルの固有性の高い小型両生類の保全イニシアチブの拡大を奨励したい」という強いメッセージを込めていると説明しています。

画像
ブラキケファルス・ルライ(Brachycephalus lulai)/ Credit: Luiz Fernando Ribeiro/CC-BY 4.0

小さな生息域と差し迫った脅威

この新種の推定生息域は、わずか約8平方キロメートルという極めて狭い範囲に限られています。

しかし幸いなことに、現在のB・ルライの生息環境は比較的自然のままの状態が保たれているため、IUCNレッドリストのカテゴリーでは「軽度懸念(Least Concern)」に分類されると提案されています。

一方で、サンタ・カタリーナ州に生息する他の多くの近縁種は、すでに絶滅危惧種に指定されています。

これは、草地の焼却、放牧、観光開発、採掘、そして森林破壊といった人間活動による生息地の喪失が、両生類にとっての差し迫った、そして深刻な脅威となっているためです。

両生類は、地球上で最も脅威にさらされている脊椎動物のクラスなのです。

現在、この森林の保護を確保するため、私有地の買い上げを必要としない連邦保全ユニットを設立するための正式な議論が進められています。

<

1

2

>

コメントを書く

※コメントは管理者の確認後に表示されます。

0 / 1000

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

スマホ用品

動物のニュースanimals plants news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!