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Credit: canva
psychology

幸福感が高いほど「あらゆる死因の死亡リスクが低下」していた (2/2)

2026.01.30 07:00:20 Friday

前ページ幸福感と死亡リスクの関係を日本人で検証

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多くの要因を考慮しても関連は消えなかった

年齢と性別のみを調整した解析では、「不幸」と回答した人の死亡リスクは約2.7倍に達していました。

さらに、社会経済的要因や健康状態を加えて調整した後でも、死亡リスクは約1.85倍と、統計学的に有意な差が残りました。

注目すべき点は、追跡開始から1年以内に死亡した人を除外する感度分析でも、同様の傾向が確認されたことです。

これは「すでに重い病気だったため幸福感が低かった」という逆因果の可能性を一定程度抑えた結果といえます。

こうした結果から、幸福感は単なる心理状態の反映ではなく、社会的・身体的要因とは独立して、長期的な生存と関連する可能性が示されました。

欧米とは文化や生活環境が異なる日本人データでこの関係が確認された点は、これまでの研究の空白を埋める重要な成果といえます。

幸福感は「気分」以上の健康指標になり得るのか

研究者らは、幸福感が高い状態を維持することが、長期的な健康や寿命に関わる可能性を指摘しています。

ポジティブ心理学に基づく介入や、社会的つながりを促進する取り組みは、メンタルヘルスだけでなく、公衆衛生全体の改善につながるかもしれません。

一方で、本研究では健康指標が自己申告に限られている点や、幸福感の時間的変化を捉えていない点などの課題も残されています。

それでも、「幸福感」という主観的な指標が、あらゆる死因を含む死亡リスクと結びついていたという事実は、健康を考える視点を一段広げるものといえるでしょう。

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