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Credit: canva
psychology

日々の幸福感を高める「3つの徳」が明らかに (2/2)

2026.02.03 07:00:24 Tuesday

前ページ徳を発揮する場面は、たしかにつらい

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それでも徳をもつ人ほど、幸福感は高かった

ところが、分析を進めると、まったく異なる側面が浮かび上がりました。

日常的に忍耐強く、思いやりがあり、自制心をもって行動する人ほど、全体としてのウェルビーイングが高かったのです。

さらに重要なのは、「普段よりも多く徳を発揮した瞬間」に注目した結果です。

たとえば、いつも以上に相手を思いやったとき、いつも以上に我慢強く対応したとき、人はその瞬間、普段よりも良い状態を報告する傾向がありました。

ここで鍵となるのは、「気分の良さ」だけではありません。

徳を発揮しているとき、人は自分の行動を「より意味のあるもの」として感じやすくなっていました。

つらさが完全に消えるわけではないものの、「やるべきことをやった」「価値のある時間だった」という感覚が、幸福感を下支えしていたと考えられます。

この結果は「徳は他人のためにはなるが、自分のためにはならない」という見方とは一致しません。

むしろ、徳は長い目で見て、個人の幸福感を支える要素である可能性を示しています。

幸福への近道は「楽な選択」ではないのかもしれない

今回の研究は、「徳をもてば常に楽になれる」と主張するものではありません。

忍耐や自制、思いやりは、今この瞬間の快適さを犠牲にする場面でこそ現れます。

それでも、そうした行動を積み重ねることが、自分の人生を意味あるものとして感じさせ、結果的に幸福感を高めている可能性が示されました。

もしかすると、幸福とは「楽な選択」を積み重ねた先にあるのではなく、「意味のある選択」を重ねた先にあるのかもしれません。

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