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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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人類の「宝石好き」は600万年前のチンパンジーに起源があった⁈ (2/2)

2026.03.04 21:00:43 Wednesday

前ページ78万年前から人類は「水晶コレクター」だった

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チンパンジーは「結晶」を見分けていた

さらに研究者たちは、チンパンジーが結晶を識別できるのかを確かめる実験も行いました。

20個の丸い小石を山のように積み、その中に「石英」「方解石」「黄鉄鉱」などの結晶を混ぜて置いたのです。

すると驚くべきことに、チンパンジーたちは雑多な石の中から、数秒で結晶を見つけ出しました

しかも結晶は種類ごとに「透明度」「光沢」「形状」が異なるにもかかわらず、彼らはきちんと区別できたのです。

あるチンパンジーは、小石と結晶を口にくわえて運び、木の台の上で結晶だけを分けて並べるという行動まで見せました。

チームは、この行動の理由として結晶の持つ2つの特徴に注目しています。

それは「透明性」と「幾何学的な形」です。

自然界の多くの物体は、木・山・川・動物など、曲線的で複雑な形をしています。

一方、結晶は「平らな面」「直線」「対称性」を持つ珍しい自然物です。

研究者たちは、このような幾何学的なパターンが霊長類の注意を強く引く可能性を指摘しています。

つまり祖先たちは、実用性とは無関係に「何か特別なものだ」と感じて結晶を集めていたのかもしれません。

こちらは結晶の透明度をチェックするチンパンジーの映像。

宝石への魅力は「進化の記憶」かもしれない

現生人類とチンパンジーは、約600万〜700万年前に共通祖先から分岐しました。

それでもDNAの大部分を共有し、行動にも多くの共通点があります。

今回の研究は、その共通点の中に「結晶に惹かれる感覚」が含まれている可能性を示しました。

もしそうなら、私たちが宝石を美しいと感じる理由は、文化やファッションだけでは説明できません。

それはもしかすると、霊長類としての脳がもともと持っている感覚なのかもしれません。

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