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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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犬の認知症のサインとなる「歩き方の変化」が明らかに (2/2)

2026.06.26 12:00:10 Friday

前ページ「前脚の歩幅」が認知機能低下と関連

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「歩幅が短い=認知症」とは言えないが、見逃せないサイン

なぜ認知機能低下の影響が、後ろ脚ではなく前脚に表れたのでしょうか。

チームは、前脚と後ろ脚の役割の違いに注目しています。

の後ろ脚は主に体を前へ進める推進力に関わります。

一方、前脚は進行方向の調整、ブレーキ、姿勢の安定などにも関わります。

つまり前脚の動きには、筋肉や関節だけでなく、脳が感覚情報を統合し、動きを計画し、体を協調させる働きがより強く関わっている可能性があります。

人間でも、認知症が進むと歩く速度が遅くなったり、歩幅が短くなったりすることが知られています。

今回の研究は、犬でも同じように、認知機能の低下が歩き方、とくに前脚の歩幅に反映される可能性を示したものです。

ただし、ここで重要なのは、前脚の歩幅が短くなっただけで犬の認知症と診断できるわけではないという点です。

歩幅は、関節炎、慢性的な痛み、首や背骨の問題、整形外科的な病気によっても変化します。

実際、この研究でも、痛みを示すCBPIスコアが高い犬では、前脚の歩幅が短くなる傾向が確認されています。

そのため、愛犬の前脚の歩幅が短くなった、歩き方がぎこちなくなった、以前より小刻みに歩くようになったと感じた場合は、すぐに「認知症だ」と決めつけるのではなく、獣医師に相談することが大切です。

治療可能な痛みや首の問題が原因である可能性もあるからです。

一方で、もし認知機能低下が関係している場合でも、生活環境の調整、刺激の与え方、運動や食事の管理など、できる介入はいくつかあります。

今回の研究は、愛犬の老化を見守るうえで、「歩き方」という日常的な行動に重要な情報が含まれていることを示しています。

犬は言葉で不調を伝えることはできません。

しかし、毎日の散歩で見せる小さな歩幅の変化が、脳の老化を知らせるサインになっているかもしれません。

愛犬の足取りが以前より小さくなったと感じたら、それは単なる年齢のせいではなく、体や脳からのメッセージかもしれないのです。

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