2つ目:「完璧さ」に囚われない
周りから常に完璧であることを期待され、失敗すれば評価がガタ落ちすると不安になる傾向は、「社会的に課された完璧主義」と呼ばれます。
この傾向が強い人は、単に高い目標を持っているのではありません。
「成功しなければ認めてもらえない」「間違えたら価値のない人間だと思われる」と感じやすくなるのです。
失敗やミスの後に立ち直る力を調べた2017年の大規模な研究レビューでは、「社会的に課された完璧主義」が、失敗後の不安や抑うつ、怒りを強めるリスク要因として指摘されました。
この問題の厄介なところは、実際に他人から完璧さを求められているかどうかにかかわらず、本人が「期待に応えなければならない」と勝手に感じてしまう点です。
そのため、失敗した後には、「みんなから無能だと思われたのではないか」「期待を裏切ったのではないか」という考えが頭から離れなくなります。
しかし、こうした他人の評価についての推測は、失敗の原因を分析したり、次の行動を考えたりする力を奪ってしまいます。
失敗したときには、「他人からどう見られたか」ではなく、「今回どこがうまくいかなかったのか」に意識を戻すことが大切です。
自分を責めず、周りがどう思っているかを勝手に憶測するのをやめることが、失敗を冷静に見直すための土台になるでしょう。






























