184人の「2週間の暮らし」を記録して調べたこと

犬や猫のように人と暮らしをともにする動物は、「伴侶動物」とも呼ばれます。
伴侶動物との暮らしが私たちの心や体とどう関わっているのかは、ペットを飼う人なら誰もが気になるところです。
今回の研究では、184人の参加者について、2週間の日常生活の中での人や動物との関わりを記録しました。
記録したのは、家族との関わり、友人との関わり、地域の住民との関わり、そして犬や猫との関わりです。
さらに研究グループは、参加者の心の状態も測りました。
測ったのは、ウェルビーイング(幸福感)、自尊心(自分を大切に思う気持ち)、一般的信頼感(ほかの人を信頼する気持ち)などの指標です。
調べたのは心だけではありません。
尿にふくまれるコルチゾール(体がストレスに反応する働きに関わる物質)の濃さや、腸内細菌叢(腸の中にすむ細菌たちの集まり)も分析されました。
以前ナゾロジーではこういう記事も紹介しています(日本人の腸内細菌は世界の人とどう違うのか?調査した結果)
つまりこの研究は、犬や猫との暮らし、人とのつながり、心の状態、体の中の状態を、まとめて見比べようとしたのです。
「犬を飼えば幸せになる」という単純な図式を思い描くなら、犬を飼っている人ほど幸福感が高いという結果を予想する人も多いでしょう。
ところが、データが示したのは、それほど単純な話ではありませんでした。


























