研究の重要性はチームの規模と無関係
また、彼らは大きなチームの研究であるほどポピュラーで旬なトピックを扱っており、結果的に大きな注目を集めていることも指摘しています。そして小さなチームは対照的に、過去の課題を解決するための研究を多く扱っているため、どうしても注目度は低くなってしまいます。しかし注目すべきは、ノーベル賞を受賞した研究の多くが小さなチームによって実施されていたという事実です。中には当然ながら「例外」も存在しているということです。
いずれにせよ、大きなチームと小さなチームの研究のどちらも重要であることには変わりありません。こうしたサイエンスとテクノロジーの健全な生態系を守るためにも、科学のポリシーは、よりチームの規模に多様性を認めるように、資金をはじめとしたサポートをしていかなければなりません。