安住の地を探し求める人類の拡散は「花火」のよう
動画では、旅の起点となる太陽系は黄色い点で表示されている。
惑星の資源を使い果たした人類は、徐々にそこから旅立って惑星移民をはじめていく。
動画に映る映像は、まるで色とりどりの花火のようだ。この光の筋一つ一つが人類の移民船団を表している。
青と緑の光は太陽系から始まる最初の移民船団だ。赤い光はその後、移住した惑星からさらなる移住を始める第二の移民船団を表している。
これを繰り返すことで人類は銀河中へ生存圏を広げていく。
動画の終わりでは、ペルセウス座といて・りゅうこつ腕が、人類の移住によって繋がる様子が描かれている。また反対側では、たて・ケンタウルス腕の付近の人口が大幅に増えていることが分かる。
銀河開拓における人類の爆発的拡大を言い表す比喩として、「花火」という言葉はまさにぴったりだ。
しかし、動画の時代がかなり進んでも、移民第一世代となる青い光の移民船団がまだいくつか残っている。何千世代というときを重ねても、移住するべき星を見つけられず、宇宙を当てもなく彷徨い続ける船団も存在することを、このシミュレーションは予想しているようだ。
想像するとちょっと怖くなってしまう。
宇宙開発は今も少しずつ少しずつ進化を遂げているが、遥かな未来の子孫たちはこんな果てしない銀河開拓をリアルにはじめることになるのかもしれない。
その頃には、宇宙人との出会いも起こっているのだろうか?
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