ヒンドゥー教、ユダヤ教、仏教、キリスト教、イスラム教の5大宗教。それらがどのように世界に広がっていったのか、流れを把握している人は少ないのではないでしょうか。
Business Insider が作成したこの動画では、5000年にも渡る5大宗教の歴史を、なんとたったの2分半でおさらいすることができます。
5大宗教で最も古いのはヒンドゥー教です。
紀元前30世紀頃、インダス川の流域で、ヒンドゥー教の前身であるバラモン教が勃興しました。
前20世紀頃、キリスト・イスラム教双方の祖といわれるアブラハムが、「ウル」に誕生します。現在のイラク南部周辺です。
前13世紀頃、「神がアブラハムに与えると約束した地」である「カナン」を古代イスラエル人が征服。
前6世紀頃、現在のネパール南部にある「ルンビニ」でブッダが誕生。仏教が広まり始めます。
1世紀頃、ゴルゴダの丘で「キリストの磔刑」が行われました。
そして「エルサレム」が陥落。ユダヤ人が追放されてしまいます。
5世紀頃、「メッカ」にてイスラム教の開祖ムハンマドが誕生しました。
そして7世紀頃から、イスラム教が急速に広がっていきます。
15世紀頃に「大航海時代」が始まります。これによってキリスト教が世界各地に広まりました。
19世紀に「アフリカ分割」が始まり、アフリカ南部にもキリスト教が広がります。
1948年、ユダヤ人の国「イスラエル」が建国。
この土地を巡って、今も紛争が続いています。
5,000年を3分でおさらいする動画、いかがでしたでしょうか。
もちろんこれは相当な概略。気になった点や疑問点がある場合は、専門書に当たりましょう。それが知的好奇心の一歩なのです。
via: openculture /translated & text by Nazology staff