Point
■自傷行為を回避する方法として「身体に絵を描く方法が効果的」だと話題に
■自傷行為は自分の身体を傷つけることで生きている実感を得るために行うことが多い
■自分の身体に絵を描くことで命を危険に晒すことなく、自傷行為と同じ効果が得られる
現在アメリカで、自傷行為を避けるための一風変わった方法がSNS上で話題を呼んでいます。
それは「自分の体を傷つける代わりに絵を描く」というものです。
これは自殺願望があり自傷行為を続けていた少女が、実際にセラピストに教えてもらってSNSでシェアしたことにより拡散されました。
少女はこの方法を始めてからすでに92日間が経過しており、それ以来一度も自傷行為に手を出していないと報告しています。
身体に絵を描く
現在、自殺の問題は多くの国で問題となっており、特に日本の10代における自殺率は世界の中でも非常に高い位置にあります。
そして自殺願望がある人に見られる特徴が「自傷行為」です。自傷行為は自殺願望の有無に関わらず、世界中の5人に1人が経験していると言われています。
リストカットがその大半を占めていますが、セラピストによると「自傷行為は本当に死にたい人がすることではない」と言います。自傷行為の痛みにより脳内にエンドルフィンと呼ばれる神経伝達物質が誘発され、自分が生きている実感を得ることができるのです。
しかし命を落としてしまうケースも多く、自傷行為が危険であることに変わりありません。
そんな中、自傷行為で治療を受けていた少女がシェアした方法が自分の身体に絵を描くというものでした。
少女本人の実践写真とコメントがこちらです。
※血の表現などはありませんが、下部にややショッキングな画像があります。閲覧の際はクリックしてご覧ください。
身体に延々と落書きすることで命を危険に晒すことなく、自傷行為で得られるのと同じ効果が得られるそう。水性マーカーを使えば、絵を綺麗に消すこともできます。