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2600mの深海にワニの死体を置いたら跡形もなく消えた! 犯人は誰? (2/2)

2020.01.17 Friday

前ページ3頭のワニは深海生物たちによって綺麗に食べられた

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食物砂漠に住む深海生物たち

今回の「淡水ワニの死体を深海に設置する」という実験は、実際に起こり得る現象を元に行われています。

深海には光が届くことがなく、植物は光合成できません。ですので、あらゆる栄養素が不足しがちです。

深海は食物に関して砂漠のようですが、同時にオアシスのようなスポットも存在します。あるスポットでは、海面からクジラなどの大型哺乳類の死体が沈んでくることがあります。このような死体は深海生物にとって重要な栄養源であり、死体が運び込まれるたびに「深海大宴会」が開催されます。

これまでの研究では、深海生物の食物としてクジラのような海洋生物に焦点が当てられていましたが、実際には、ハリケーンや悪天候の影響で淡水ワニの死体が海に投げ込まれることもあります。

ワニの落下が深海生物に与える影響はこれまでに観測されてきませんでした。研究者たちは深海生物にとって分厚い皮のワニは難易度の高い食事だと考えましたが、今回の結果によって、その考えは否定されました。

食物砂漠に住む深海生物たちにとって「硬い皮の淡水ワニ」くらい、なんてことなかったようです。

深海1万mに強靭な「アルミニウム装甲」のエビがいる

reference: livescience / written by ナゾロジー編集部

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