医療分野で活躍が期待される
柔軟で、生体に利用しやすいこの材料は、体内に埋め込むような人工装具や、包帯などの用途に非常に適していると研究者たちは語ります。
また、紙やスポンジのようなものを構成するのにも利用でき、網目構造のポリマーゲルとしても利用できるのだそうです。
ポリマーというと、オムツのCMなどで吸水性ポリマーなんて単語を聞いたことがあるかと思いますが、そうした用途で利用できる素材です。
3Dプリンターの印刷に使う素材としても、有用な可能性を秘めていると期待されています。
3Dプリンターで柔軟性に富んだ物体を作るのは、市販品ではなかなかに難度の高い印刷ですが、そうした問題も素材次第ではクリアできるかもしれません。
現在マスク不足で世界中が困っていますが、こうした素材をうまく利用すれば3Dプリンターを使って自宅でマスクが作れるようになるかもしれません。
まだ実用段階の話ではないですが、色々と期待の高まる発見のようです。
しかし、花粉症の人が花粉ベースで作ったマスクを着けて花粉を防ぐというのは、かなり勇気のいる行為ですね。
毒をもって毒を制すという感じになるのでしょうか…。
花粉症がひどい身としては「別に実現しなくてもいいのでは」と、ちょっと考えてしまいます。
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/38877