杉並区にはどんな生物がいる?調べてみた
ウェブシステム上で、東京都杉並区を表示させ、調べたい地域をクリックします。すると4つの項目が書かれた吹き出しが出てきます(上図①)。
それらをクリックすることによりそれぞれの範囲内での保全カードを見ることができます。
ちなみに、2次メッシュ番号はクリックした場所を含む100 km2の地域、3次メッシュ番号は1 km2の範囲を示しています。
クリックすると下図のような表がPDFファイルでダウンロードされます。
得られた保全カードの情報から、「生物多様性基本情報(上図②)」をみると、2次メッシュの範囲では植物が631種、哺乳類が8種、鳥類が72種、爬虫類が12種、両生類が1種、淡水魚類が11種いることが分かります。
種類が多いものは厳しいですが、種類の少ない哺乳類や両生類は、実際にどんな名前の生物なのか調査しても楽しいかもしれません。
また、「土地利用(上図③)」を見ると、指定した範囲では、田んぼ、畑、果樹園がないと分かります。杉並区では農業などの一次産業はあまり行われておらず、住宅地やオフィス、商業施設、公園などが多い土地だと予想できます 。
みなさんが住んでいる地域の保全カードもダウンロードしてみると、身のまわりに多数の生物がいることに驚くかもしれません。
また、「生物多様性基本情報」や「土地利用」以外にも「リスク要因(上図④)」を見ると、その土地の人口が増えているのか、気温があがっているのかなどを知ることができます。
いまは新型コロナウイルスの影響で、遠くへ遊びに行けない状況です。このウェブシステムを利用して自宅周辺の生き物や環境を調べて散策すると、良いストレス発散になるかもしれませんね。