このままでは地雷は3100年までなくならない⁈
手作業での地雷撤去は、慎重に進めないと命にかかわることもあって、非常に時間がかかります。
ひとりの作業員が1日に探知できる範囲は、2平方キロメートルが限界です。
しかも、地雷は、撤去される以上に、埋められるスピードの方が早く、世界各地で増える一方です。
ある専門家は「地雷の設置がなくなったとしても、現在のペースで撤去が続くなら、3100年まで地雷はなくならない」と指摘します。
つまり、従来の手作業では、いつまでたっても地球から地雷はなくなりません。
そのためにも、植物による地雷探知は有効でしょう。
地雷は、罪のない子どもたちの未来を奪っています。地雷の踏んだ子どもの半数は、病院に搬送される前に命を落とし、一生涯つづく障害を負った子どもは、現在でも30万人以上存在します。
こうした現代人の負の遺産を後世に残すことは決して許されないのです。