自転車で車道の左側を走っていると、後ろから接近してきたクルマに轢かれそうになることがあると思います。
だからといって、頻繁に後方を確認しようとするとバランスを崩したり、逆に前方の不注意になりかねません。
そんな中、前方も後方も同時に確認できる便利なサングラスが登場しました。
イギリス物理学者Alexander Macdonald氏は、レンズの縁を鏡にして、最小の動きで後方確認ができるサングラス「HINDSIGHT」を開発。現在、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資を受け付けています。
試作には2016年リオ五輪「チームスプリント」で金メダルを獲得したCallum Skinner氏が協力しており、今回のサングラスを掛けるだけでより安全に運転できることを実証しています。
これを掛ければ自転車に乗っていて怖い思いをする機会が減りそうですね。
ただ掛けるだけでOK! 視界の端がバックミラーになる
公道を走るクルマやバイクには、後方確認のためにバックミラーの取り付けが義務化されていますが、同じ公道を走る自転車にはバックミラーがありません。
そのため、多くの人が後方確認のために後ろを振り返ることになります。
これでは上図のように、後方確認中に前方が死角になって危険です。スピードに乗った自転車は1秒間で10m以上進むので、少し目を逸らすだけで大事故になるかもしれません。
しかし、HINDSIGHTを掛ければ前方と後方を同時に確認可能です。
次に、kickstarter上で公開されている実際のデモ映像も見てみましょう。
映像では、交差点で後ろから抜き去ってくる女性の存在をHINDSIGHTで認識しています。
これなら交差点の状況も見つつ、安全に後ろの女性も視認でき、接触事故が起きる可能性を低くできそうですね。