発電フィルムの気になる発電量は?
気になる発電量ですが、実験では電圧175ボルト、電流43マイクロアンペア、発電量2.5ミリワットを実現したようです。
2.5ミリワットの電力は、上の動画でも示されているように100個の小型のLEDライトを点灯できます。
また発電は風速1.6メートルから可能で、風速8メートルで最大効率になるようです。
風力からのエネルギー変換効率は風速1.6メートル時に3.23%とのこと。風速1.6メートルは、顔に風を感じる程度で「そよ風」に例えられます。
発電量・変換効率共に既存の風力発電と比べると劣っていますが、そよ風で発電できることを考えれば、十分な結果だといえるでしょう。
なにより、この装置は気軽に日常生活の中に設置可能であり、無駄にしていた微風を電力として回収できるのですから、3%でも十分すぎるほどです。
さらに回転構造がないために、安全性も確保できます。万一子供が手を触れたとしても、僅かな静電気を感じる程度で済むのです。