多くの人が電話恐怖症になるのはなぜか?
人々が電話を怖がるのは、電話が「声だけ」のコミュニケーションだからです。
得られる情報と与える情報が限られてしまうため、不安を感じてしまうのです。
例えば、対面での会話では、相手が何か別のものに気を取られていたり熟考したりしていることが視覚情報から判断できます。
しかし電話ではその理由が分からないため、小さな沈黙が生じるだけでも心配になるのです。
また電話には「気晴らし」がなく、そのことが圧力を感じる原因となっています。
対面会話では大抵、会話の途中で部屋の中を観察したり、窓の外を一瞬眺めたりします。またメールの着信をこっそりと確認することもあるでしょう。
そのような「気を散らすもの」のおかげで、私たちは自然でリラックスした会話を楽しめるのです。
ところが電話にはそれら外的要因がすべて無いため、私たちはひたすら電話で話すことに集中しなければいけません。結果として疲れてしまいます。
さらにある研究によると、電話恐怖症は「相手が自分のことをどう思っているか」という先入観と関連しているとのこと。
「相手から良く思われていない」と考えてしまう人は、話し言葉ですぐに反応されるのを怖がってしまうのです。
これら電話恐怖症の原因に心当たりがある人は多いでしょう。しかし、セバ氏は電話恐怖症を乗り越える方法も解説してくれています。