電荷を合わせると純粋な電気刺激でも香りが放出された
香りの増大が本当に電気的な信号だけに依存しているのか?
謎を確かめるため研究者たちは電気的に中性な金属棒と、帯電したナイロンボールを用意して、ミツバチの代わりに花に接触をおこないました。
結果、電気的に中性な金属棒は何の変化も与えなかったのに対し、帯電したナイロンボールがミツバチの5匹分の訪問に相当する600ピコクーロンの電荷が流した時のみ、香りが増大することが判明します。
この結果は、ペチュニアの花の香り分泌が、純電気的な刺激がトリガーとなっていることを示します。
神経をもたない植物が、特定の動物の電気的性質を感知して、香り成分の分泌を行っていたことが示されたのは、今回の研究が世界ではじめてになります。