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Credit: canva
health

男性の「心臓病リスク」が加速し始める年齢が判明

2026.02.03 12:00:49 Tuesday

「心臓病は中高年の病気」というイメージを持っている人は多いかもしれません。

しかし米ノースウェスタン大学(Northwestern University)の最新研究により、男性では想像以上に早い年齢から、心臓病リスクが女性との差を広げ始めていることが明らかになりました。

その分岐点は、40代でも50代でもなく、30代半ばだったのです。

研究の詳細は2026年1月28日付で学術誌『JAMA』に掲載されています。

Study Reveals a Turning Point When Men’s Heart Attack Risk Accelerates https://www.sciencealert.com/study-reveals-a-turning-point-when-mens-heart-attack-risk-accelerates Men’s heart attack risk climbs by mid-30s, years before women https://news.northwestern.edu/stories/2026/01/mens-heart-attack-risk-climbs-by-mid-30s-years-before-women
Sex Differences in Age of Onset of Premature Cardiovascular Disease and Subtypes: The Coronary Artery Risk Development in Young Adults Study https://doi.org/10.1161/JAHA.125.044922

男女の差が開き始める「35歳」という転換点

研究者たちは、1980年代半ばに18〜30歳だった健康な成人5100人以上を登録し、2020年まで30年以上にわたって追跡しました。

このように若年成人期から同じ人を長期間追い続けたことで、心血管疾患リスクが「いつ」男女で分かれ始めるのかを正確に捉えることができました。

解析の結果、男女で心血管疾患リスクに差が現れ始める重要な年齢は35歳前後であることが分かりました。

30代前半までは、男性と女性のリスクはほぼ同じ水準にあります。

ところが35歳を境に、男性のリスクが女性よりも速いペースで上昇し、その差は中年期まで持続していきます。

この差を最も強く生み出していたのが、心臓発作の主な原因となる冠動脈疾患です。

男性は、冠動脈疾患の発症率が2%に達する時期が、女性より10年以上早いことが示されました。

一方で、脳卒中の発症率には大きな男女差はなく、心不全についての差はより高齢になってから現れていました。

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