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Credit: canva
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男性の「心臓病リスク」が加速し始める年齢が判明 (2/2)

2026.02.03 12:00:49 Tuesday

前ページ男女の差が開き始める「35歳」という転換点

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なぜ男性だけリスクが早く高まるのか

チームは、なぜ男性の心臓病リスクがこれほど早く高まるのかを探るため、さまざまな要因を詳しく検討しました。

血圧、コレステロール、血糖値、喫煙、食事、身体活動量、体重といった、従来から知られている危険因子を統計的に調整したのです。

その結果、高血圧など一部の要因は男女差の「一部」を説明しましたが、差そのものを完全に消すことはできませんでした。

これは喫煙や生活習慣病の違いだけでは説明できない要因が存在することを意味しています。

研究者たちは、性ホルモンの違いや脂質代謝の差、さらには社会的役割や医療へのアクセスといった、より広い視点での検討が必要だと指摘しています。

特に注目されたのが、予防医療の受診率の違いです。

米国では18〜44歳の若年層において、女性は男性より定期健診を受ける割合が4倍以上高いことが知られています。

婦人科や産科の受診機会がある女性に比べ、男性は健康診断を受ける機会そのものが少ない傾向にあります。

研究者たちは、40歳以上を対象とする従来の心臓病スクリーニングでは、男性にとって重要な「35歳前後」という予防のチャンスを逃している可能性があると警鐘を鳴らしています。

心臓病は「もっと若い頃」から始まっている

今回の研究は、男性の心臓病リスクが本格的に加速し始める年齢が、想像以上に早いことを示しました。

心臓病は突然発症する病気ではなく、何十年もかけて静かに進行していく病気です。

そのため、30代は「まだ若いから大丈夫」な時期ではなく、むしろ将来の健康を左右する重要な分岐点と言えます。

研究者たちは、若い男性が予防医療を受ける機会を増やすことが、心臓病リスクを下げる大きな鍵になると強調しています。

心臓病は依然として男女ともに主要な死因であり、予防の重要性はすべての人に共通です。

今回の発見は、「心臓病対策は何歳から始めるべきか」という常識を、根本から見直す必要があることを私たちに突きつけています。

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