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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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簡単な脳トレで「認知症リスクが25%減少」すると判明

2026.02.11 07:00:12 Wednesday

「特別な薬や厳しい生活改善をしなくても、簡単な脳トレで認知症のリスクを下げられるとしたら?」

そんな期待を抱かせる研究結果が、約20年にわたる追跡調査から報告されました。

高齢者を対象にした米ジョンズ・ホプキンズ大学(JHU)の大規模調査で、簡単な脳トレを継続した人は、認知症と診断されるリスクが約25%低かったというのです。

脳トレゲームは意味のある遊びかもしれません。

研究の詳細は2026年2月9日付で学術誌『Alzheimer’s and Dementia: Translational Research & Clinical Research』に掲載されています。

Simple Brain Exercise Cuts Dementia Risk by 25%, Study Claims https://www.sciencealert.com/simple-brain-exercise-cuts-dementia-risk-by-25-study-claims
Impact of cognitive training on claims-based diagnosed dementia over 20 years: evidence from the ACTIVE study https://doi.org/10.1002/trc2.70197

20年追跡で分かった「効いた脳トレ」とは何か

この研究は、1990年代後半に始まった「ACTIVE試験」と呼ばれる試験に基づいています。

対象は65歳以上の高齢者で、参加者は無作為に4つのグループに分けられました。

3つは異なる種類の認知トレーニングを行う群で、内容は記憶力、②推論力、③処理速度を鍛えるものです。

残る1つは、特別な訓練を行わない対照群でした。

トレーニングは最初に、1回約1時間を週2回、5〜6週間行われました。

その後、一部の参加者には1年後と3年後に「ブースター」と呼ばれる追加トレーニングも実施されています。

総トレーニング時間は、すべて合わせても24時間未満です。

20年間の追跡で、医療保険(メディケア)の診断記録をもとに認知症の発症状況を調べたところ、処理速度トレーニングを受け、さらにブースターにも参加した人だけが、認知症リスクの有意な低下を示しました

その発症リスクの低下幅が約25%だったのです。

記憶トレーニングや推論トレーニングでは、統計的に意味のある差は見られませんでした。

次ページ実際に何をする脳トレなのか、なぜ注意が必要か

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