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バレンタインのメッセージをAIに考えてもらうべきでない理由 / Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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バレンタインで「AIに頼る」と後悔する理由

2026.02.11 06:30:48 Wednesday

バレンタインは自分の恋心や感謝の気持ちを相手に伝える機会かもしれません。

けれど「言葉選びが難しい」と感じたとき、生成AI(ChatGPTなど)に文章を作ってもらい、そのまま送ってしまうと、後から自分の心に引っ掛かりが残る可能性があります。

米国のウェストバージニア大学(WVU)の研究者らは、感情のこもったメッセージを生成AIに代筆させると、書き手が罪悪感を抱きやすいことを実験で示しました。

この研究は2025年11月14日、学術誌『Journal of Consumer Behaviour』に掲載されています。

Psychology shows why using AI for Valentine’s Day could be disastrous https://www.psypost.org/psychology-shows-why-using-ai-for-valentines-day-could-be-disastrous/
AI Ghostwriting Remorse: Guilt for Using Generative AI in Interpersonal Heartfelt Messages https://doi.org/10.1002/cb.70057

大切な相手へのメッセージをAIに任せると「罪悪感」が押し寄せる

バレンタイン前夜、「何を書けばいいか分からない」「重くなりすぎず、それでいて特別感も出したい」と迷うのは自然なことです。

生成AIは、ほんの数秒で“それっぽい”恋文や詩を作ってくれます。

忙しい人ほど「助けてもらおうかな」と思いやすいでしょう。

では、生成AIが出力したメッセージを自分の言葉として相手に渡したとき、渡した側はどんな感情になるのでしょうか。

研究チームはこの点を、「出来事の受け止め方が感情を生む」という考え方を手がかりに調べました。

実験は、あらかじめ計画を公開したうえで行われた5つの研究で構成されていました。

参加者には、感謝メール、誕生日メッセージ、祝福の言葉、恋文など、気持ちを込めて文章を書く場面を想像してもらいます。

そのうえで、「自分でメッセージを書く場合」、「生成AIにメッセージを書かせてそれを自分の文章として出す場合」を比較しました。

さらに、罪悪感の理由を探るため、「友人に内緒で代筆してもらう場合」「既製のメッセージカードを使う場合」といった条件も加えています。

結果は明確でした。

感情のこもったメッセージを生成AIに書かせ、自分の名で提示すると、自分で書いた場合よりも罪悪感が強くなったのです。

では、なぜこのような罪悪感が生まれるのでしょうか。より詳しい理由を次項で見てみましょう。

次ページバレンタインのメッセージは「AIに頼りきり」にすべきでない

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