78万年前から人類は「水晶コレクター」だった
考古学者たちは長年、不思議な現象に気づいていました。
人類の祖先の遺跡から、水晶などの結晶石が繰り返し見つかるのです。その年代は少なくとも約78万年前まで遡ります。
ところが奇妙なことに、これらの石は「石器」「武器」「装飾品」として使われた形跡がありません。
つまり祖先たちは、実用性のない石をわざわざ持ち帰っていたのです。
なぜでしょうか。
この疑問に挑んだのが、スペインの研究チームです。
研究者たちは今回、人類に最も近い霊長類の一つであるチンパンジーを対象に、結晶のどんな性質が魅力なのかを調べることにしました。
実験には、人間環境で育った9頭のチンパンジーが参加しました。
最初の実験では、研究者は台の上に
・大きな水晶(高さ35cm、重さ約3.3kg)
・同じくらいの大きさの普通の石
を並べて置きました。
こちらは結晶に興味を示すチンパンジーの映像です。音量に注意してご視聴ください。
最初はどちらにも興味を示しましたが、すぐに違いが現れます。
チンパンジーたちは普通の石を放置し、水晶ばかりを触るようになったのです。
しかも彼らは単に触るだけではありません。
水晶を「回転させる」「傾けて光を当てる」「さまざまな角度から観察する」といった行動を繰り返しました。
ある個体は水晶を持ち上げ、そのまま寝室まで運び去ってしまったほどでした。
研究者が水晶を回収しようとすると、チンパンジーは簡単には手放しません。
結局、飼育員はバナナやヨーグルトと交換する形で回収する必要があったといいます。
どうやら彼らにとって水晶は、単なる石以上の価値を持つ物体だったようです。


























![よーく聞いてね!3つのヒントで学ぶ!どうぶつカード ([バラエティ])](https://m.media-amazon.com/images/I/51zT3OcliFL._SL500_.jpg)























