パズルだけでは足りない?脳を「広く使う」ことが重要
「脳トレ」と聞くと、クロスワードや数独のようなパズルを思い浮かべる人が多いでしょう。
確かにそれらは脳を使う活動ですが、同じことばかり続けていると、その課題自体が上達するだけにとどまる可能性があります。
近年の研究では、脳にとって重要なのは「多様な知的刺激」を受けることだと指摘されています。
読書や文章を書くこと、新しい言語を学ぶこと、チェスをすること、パズルを解くこと、美術館を訪れることなど、さまざまな知的活動が脳の働きを刺激します。
他にも、
・歴史・科学など、興味のある新しい分野を学ぶ
・楽器を演奏する
・歌う
・絵を描く
・バードウォッチング
・手芸・工作
・講演会や展示を見に行く
・天体観測
・ガーデニング
など多岐にわたります。
こうした活動を子どもの頃から高齢期まで続けることが、認知機能の健康に関係している可能性があるのです。
米ラッシュ大学医療センター(Rush University Medical Center)の神経心理学研究チームは、この問題を詳しく調査。
研究では、53歳から100歳までの約2000人の高齢者を対象に、生涯にわたる学習や知的活動の習慣を調査し、8年間にわたり追跡しました。
参加者には、教育歴や趣味、知的活動などについて質問し、さらに神経心理学的なテストも実施されています。
その結果、生涯にわたって知的活動が多かった人ほど、アルツハイマー病を発症する時期が平均して約5年遅かったことが報告されました。
また、中年期以降も精神的に活発だった人ほど、認知機能の低下がゆるやかである傾向も見られました。
チームは、こうした活動について「脳や思考をストレッチするようなもの」と説明しています。
さまざまな認知機能を使うことで、脳の複数のシステムが働くようになるためです。

























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