「すみっこ」好きな空色のラッパムシ

ソライロラッパムシは池や川にすむ単細胞生物で、体の長さは引き延ばすと1ミリほど、単細胞としてはかなり大きい部類です。
名前の由来は青っぽい色をしていることから、空色のラッパムシという意味で「ソライロラッパムシ」と呼ばれています。
そんなラッパムシたちは非常に興味深い生物です。
まずラッパムシの体は非常に柔軟で可変性に富んでおり、泳いでいるときは細長い円すいのような形をしており、水の中をくるくる回りながら進みます。
ところが体の後ろ側にある「固着器」という部分で、地面や物の表面にしっかり固定すると、体をぐっと伸ばしてラッパのような形に変形します。
このラッパ状の口周りには多くの繊毛があり、それを動かすことで、プランクトンなどの小さな生物を取り込み食べます。
可愛い見た目に反してラッパムシは捕食者なのです。
そんなラッパムシを観察していた研究者たちは、ある日、奇妙な現象に気づきました。
餌となる細菌を増やすために米粒や麦粒を容器に入れると、ラッパムシが突然いなくなったように見えたのです。
しかし、よく観察してみると消えたわけではありませんでした。
ラッパムシたちは、米粒の底や隙間など、とても狭い場所にぎっしりと集まっていたのです。
ただ泳ぎ回っているわけではなく、まるで狭いすみっこを選んでくっついているかのようでした。
そこで研究チームは、「この生き物にはすみっこを選ぶ好みがあるのではないか」と考え「すみっこの形」を人工的に作った実験装置を用意しました。
この装置には、さまざまな角度の角や深さの違う溝など、いろいろな形のすみっこが用意されています。
その中でラッパムシがどこにくっつくかを調べると、面白いことが分かりました。
ラッパムシはどこでも同じようにくっつくわけではなく、特定の形のすみっこを強く好んでいたのです。
例えば、角の角度が小さい、つまり鋭い角ほどよく選ばれました。
90度の角よりも、45度の角のほうがはるかに人気だったのです。
さらに、30度のようなもっと鋭い角にも、ラッパムシがよく集まる傾向が見られました。
また溝の深さにも好みがありました。
深ければ深いほどいいわけではなく、約0.45ミリくらいの深さの溝がもっともよく選ばれていました。
この数字は偶然ではありません。
ラッパムシの体はよく伸び縮みできることが知られており、伸びたときは1ミリ近くになりますが、泳いでいるときの長さの多くがだいたい0.4ミリ程度でした。
つまりラッパムシは、「体がぴったり収まるすみっこ」を選んでくっついていたと考えられます。
さらに角の曲がり方にも好みがありました。
角の丸みが小さく、ラッパムシの体の幅に近いサイズの角が特に選ばれやすかったのです。
この結果はとても興味深いものです。
なぜなら、たった1個の細胞からできた生き物が、自分の体の大きさに合った場所を選んでいるように見えるからです。
私たち人間が場所を「選ぶ」ときには脳と目を使います。
脳も目も膨大な細胞から構成される複雑な器官です。
しかし、そもそもラッパムシは単細胞生物であり、目も脳もありません。
そんな生物がいったいどのようにして自分に合う場所を選んでいるのでしょうか?
























![大人のさらさ 洗濯洗剤 ジェル 1900g シルクエッセンス効果で高保湿 ホワイトティー&フローラルの香り 詰め替え [大容量]](https://m.media-amazon.com/images/I/41G92luj2YL._SL500_.jpg)


![[コロンブス] キレイな状態をキープ アメダス 撥水・防水・防汚スプレー420mL](https://m.media-amazon.com/images/I/31-OcmTs2LL._SL500_.jpg)






















