1700万件の投稿から「いいね」の効果を調査
研究チームが調べたのは、Xで「いいね」を受け取ったことが、その後の投稿行動にどのような影響を与えるかです。
分析には、合計7736人のユーザーによる1700万件を超える投稿が使われました。
研究者たちは、参加者の集め方や、うつ症状の測定方法が異なる3つのデータセットを分析。
1つ目には、X上でうつ病と診断されたことを公表していた1045人と、無作為に抽出された5001人が含まれていました。
2つ目と3つ目では、参加者自身にうつ症状の程度を尋ね、3つ目では標準化された質問票も使用されました。
研究者が注目したのは、ある日に普段より多くの「いいね」を受け取ったとき、その人が翌日に普段より多く投稿するかどうかです。
つまり、単純に「人気のある人ほど投稿数も多い」と比較したわけではありません。
その人自身の通常時と比べて、前日に受け取った反応が、翌日の投稿行動をどの程度変化させたかを分析したのです。
その結果、3つのデータセットすべてで、うつ病の診断を公表していた人や、うつ症状が強い人ほど、「いいね」と翌日の投稿数との結びつきが強くなっていました。
言い換えると、うつ傾向が強い人では、「いいね」を多く受け取った日の翌日に投稿数を増やす傾向が、相対的に強く見られたのです。
効果量自体は小さいものでしたが、参加者の構成や症状の測り方が異なる3つのデータでも、同じ方向の結果が再現されました。































