30代、40代の独身者は、これからどんな関係を望むのか?
これまで、アメリカにおける将来の結婚や出産を扱った研究は、結婚や子育てをこれから経験する若者や、再び正式なパートナー関係を望まない人も多い高齢層を主な対象としてきました。
しかし、その間に位置する30〜50歳では事情が異なります。
一度も結婚していない人だけでなく、離婚経験者や以前恋人と同棲していた人、すでに子どもを育てている人も多くなります。
同じ「独身」でもそれまでの人生は大きく違うのです。
そこで研究チームは、こうした過去の経験が、これから望むパートナー関係や子どもを持つ希望とどう結びついているのかを調べました。
研究では、2023年の「Singlehood in America」調査から、米国の大規模な全国代表オンラインパネルに参加した30〜50歳の独身成人799人のデータを分析。
ここでいう独身者とは、現在結婚しておらず、恋人とも同居していない人です。
参加者には、将来「結婚したい」「結婚せずパートナーと同棲したい」「結婚も同棲もしたくない」「まだわからない」のどれに近いかを尋ねました。
さらに、「今後子どもを持ちたい」、または「すでに子どもがいる」ケースでは、さらに子どもを持ちたいかについても回答してもらいました。
そして過去の結婚や同棲、子どもの有無と回答との関係を、年齢、学歴、収入、持ち家の有無なども考慮して分析しています。
その結果、最も多く選ばれたのは望みは、結婚ではなく同棲でした。
男性では約38%、女性では約29%が同棲を希望したのに対し、結婚を希望したのは男性約18%、女性約23%でした。
また男女とも約4人に1人は結婚も同棲も望んでおらず、将来についてまだ決めていない人も少なくありませんでした。
では、こうした希望には、それまでの人生経験がどのように関係していたのでしょうか。
より詳しい結果を次項で見ていきます。

































