「性格が似た者同士」で結ばれる、とは限らない

恋人との相性が話題になると、たいてい性格の話になります。
おおらかな人と神経質な人は続くのか、似た者同士のほうがうまくいくのか。
性格診断の結果を見せ合うのは、いまや定番の遊びです。
ところがこれまでの研究では、パートナー同士は年齢や学歴、価値観、知能などでははっきり似ているのに、性格の似方は小さいか、研究によって結果がばらつくことが分かっていました。
明るい人は明るい人と、慎重な人は慎重な人と結ばれる、とは限らないのです。
では、恋人たちは性格以外のどこで似ているのでしょうか。
研究チームが目をつけたのが、音楽の好みです。
好きな音楽は、自分が何者かを周りに伝える名刺代わりになっていると考えられています。
実際、人は相手の好きな音楽から、その人の性格や価値観をある程度正確に読み取れることが分かっています。
そのためマッチングアプリのTinderなどでは、プロフィールに好きな曲を載せられるようにしています。
また、音楽の好みを手がかりに相手を引き合わせるアプリも登場しています。
また別の研究では、交際中のカップルのおよそ6割が、「二人の曲」と呼べる1曲を持っているという報告もあります。
それなのに、恋人同士の音楽の好みがどれほど似ているのかは、ほとんど調べられてきませんでした。
そこで今回、インスブルック大学で人格心理学を専門とするマルセル・ツェントナー氏らは、この問いを厳密な方法で調べることにしたのです。



























